一難越えて、また一難!工場から呼びだされるたびに燃える闘志。

生産技術
中村 宏明(ナカムラ ヒロアキ)
34歳 入社5年目
専門学校卒業後、販売等を経験し、部品製造メーカーへ入社。製造現場で、旋盤や研磨の技術を磨きながら「設計」に興味を抱く。前職を辞めた後、空いた時間でCADを修得。和田製作所に転職し、現在は、生産技術として複合材を用いた部品のプランニングに携わる。

世界初の試みに携わる『誇り』と『苦悩』。

ひと言で生産技術とくくっても、関わる航空機の機種とパーツによって戦う相手(=部品)は異なります。例えば、輸送機の板金部品もあれば、戦闘機の組み立て考案もある。同じ航空機に使われるパーツでも、材料や使用箇所によって別々のレーンでつくられていきます。いくつもの部品が同時進行でつくられるなかで、僕が携わっているのは旅客機の複合材部品。複合材とは、繊維強化プラスチックといってアルミに代わる素材のこと。質量が軽く、アルミ(金属)にも負けない強度があるという特性を活かし、開発段階にある最新機種に導入される注目の素材です。世界でも新しい試みに携われるという大きなやりがいがある反面、前例がないだけに予想外の問題が巻き起こります。『最新素材=くせ者』といっても過言ではありません。

課題をクリアした瞬間の爽快感は病みつき!

中村写真複合材は、アルミの代わりになると言っても、もともとは繊維のシート。手触りも麻生地のようです。だから、同じパーツをつくるにしても従来のアルミ(金属)とはまったく工程が異なります。設計図を見ながら作業工程を考えていたときには想像もしなかった課題が発生することが多々あります。繊維のシートが故に、思いもよらない場所にシワがよってしまい強度が落ちたり、少し物が当たっただけで、重ねづけをした繊維がバラバラに割れたり…。そのたびに現場の職人と何時間も頭を抱えて、ときには自ら作業を踏んで翻弄されたりもします。でも、実は逆境に出会うときがいちばん楽しくて、課題をクリアする方法を見つけた瞬間の爽快感は病みつきになります。1日に1回はかかってくる工場からの電話。そのたびに「次の難題は何だ!?」と闘志に火がつきます。

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